第5回目の「せんくら」はちょっと違う!2010/06/04 09:09

皆さんこんにちは。おかげさまで今年「せんくら」は第5回という記念すべき節目を迎えます。そして今年は3年に1度の「仙台国際音楽コンクール」の開催年でもあります。
コンクールでは、バイオリン部門のファイナリスト6人が決まった段階です。6月4・5日にはファイナル(決勝)が行われます。仕事上、バイオリン部門の予選やセミファイナルを見る機会がありました。初めて何人かのコンテスタントの演奏をじっくり聴いてみたわけですが、みんなとにかくレヘルが高いのです。このような優れた才能が、世界中から仙台に集まっていることを思うと、とてもうれしいです。
ところで「せんくら」に戻りますが、今回は、仙台から世界へ羽ばたいていった歴代のコンクール優勝者たちが集まるのです。コンクールで優勝してから、さらに成長しているはずなので、彼らの演奏を聴けると思うと今からワクワクします。
それからもう1つ、コンクールを体験して感じたことがあります。予選では課題曲があり、同じ曲を何人もが演奏するのですが、同じ曲であっても、その曲をどう理解してどのように表現するのかで、音楽がかなり変わってきます。それを感じることができるのが、コンクールの面白さでもありますね。
とにかく、「せんくら」には多くの一流アーチストが集まってくるのですから、それぞれのアーチストの独自の音楽表現を生の演奏で体験してほしいのです。こんなチャンスは仙台ならではだと思います。今年の秋、多くの皆様のご来場をお待ちしています。

(仙台市文化振興課 中山秀一)