懐かしい想い2010/06/15 13:07

Orchla木管五重奏団ファゴットの水野です。


我々の仕事は移動が付き物です。
オケでも室内楽でも個人でも。
先日、茨城大学のオーケストラの練習で水戸に行きました。
水戸と言えば黄門様。
黄門様は日本で最初にラーメンを食べた人らしいです。
そこで

ラーメンレポート

と思いましたが、今回は縁がありませんでした。

そしてラーメンには会いませんでしたが

前・仙台フィル副指揮者、松元宏康氏に会いました。
(写真)

元気そうで何より。
松元氏は今回茨大オケを指揮するんです。
メインプログラムは、シューマンの交響曲第1番「春」。
本番は6月26日。

シューマンは生誕200年、というわけであちこちで演奏されてます。仙台フィルも交
響曲の2番&4番を録音しました。

僕、実はシューマンの交響曲ってあまり興味なかったんですよ、ずうっと…
なんかはっきりしてない感じがして。
でも、最近変わってきた気がします。少なくとも以前よりは好きです。
「春」の第2楽章って、なんか
「大切な想い、懐かしいものにそっと触れてみようか?」
みたいな感じしません?
そういったものが僕の中に増えてきたから考え方が変わったのかも知れませんね。

仙台フィルに入って20年、多くのことが蓄積されてきたから、としておきます。

そういう蓄積が我々の音楽観を変えて行くのですから、「せんくら」におけるOrchla
木管五重奏団の演奏も昨年のデビュー戦とは違うものになっているはずです。
昨年の「せんくら」以降、二回の自主公演を含め、多くの本番をこなしてきたわけで
すから。

自分でも楽しみです。


あ、松元氏の顔見た時には頭の中にシューマンは鳴りませんでした。
そこまで懐かしくはないのでしょう。会ってるし。


そうそう、帰りは駅弁食べました。
電車移動の楽しみの1つです。
(写真)

水野一英