巨匠、前橋汀子さん2010/07/14 10:00

さて、今回は前橋汀子さんについて。
せんくらではソロも弾かせて頂くんですが、前橋汀子さんとの共演も2回あります。

前橋さんとの出会いは去年の10月。
演奏会が10月1日だったので、せんくらのほぼちょうど1年前ですね。
その日は熊本での演奏会だったんですが、
事情があってその伴奏の話が入ってきたのが本番10日前くらいだったんです。
ちょうどその時期は大事な本番をいくつも抱えていて、
どうしようか結構悩んだんですが、
でも、なかなかないチャンスだから、と思って清水どころか東京タワーから飛び降りるくらいの勢いで決断したわけなんですが、
もう、1回目のリハからノックアウトでした。
こんなに大きな音楽をするヴァイオリニストには今まで会ったことがありませんでした。

すごく大きなエネルギーと共に唸り声すら上げながら出すその音は、
いつも音以上もものがあって、
だけど、絶対に一人で行ってしまうんではなくてピアニストのほうも気にしてくれて、
ちゃんと待っていてくれたり、引っ張っていってくれたり、
たまに僕のほうからしかけたりしても、余裕を持って受けとめてくれたり、
すごいキャパを持った方です。

そして、本番でステージに出て行った時のオーラがすごい。
きっとそれも、オーラを出してやろうと思って頑張って出たものではなくて、何も考えずに歩きだしても、そこにお客さんがいたらその瞬間に出てくるような自然なオーラ。
決して威圧的ではない。

熊本の後も2回共演させて頂いたんですが、
最後に行くにつれどんどんお客さんも一緒になって興奮して、
会場が一つになっていくのが分かるんですよね。
何も見え透いた盛り上げ方はしない、トークで盛り上げるわけでもない、
ただ真正面から音楽をやっているだけで、
ちょっと表現は悪いかもしれないけど、まるでロックのコンサートで観客が総立ちで一緒になって歌っている時と同じような空気を作り出してしまう。
そしてそれに自分も反応して、いつもは出ないような音が出る瞬間があるんですね。
知らず知らずどこかで守りに入って作り上げていた壁が、その瞬間崩れていろんなものが出てくるんですね、きっと。

前橋さんという音楽家出会えたことは、自分にとってすごく大きな財産になっていくんだと思います。
せんくらではどんな音を出して下さるのか、そして自分がどんな風にそこに反応していけるのか、
すごく楽しみです!

松本和将(ピアノ)

7月14日2010/07/14 10:04

多分、バンドネオン初めて聴くんですよーという方が結構いらっしゃるのではないかと思いますので、
簡単にバンドネオンのことを説明したいと思います。

アーコーディオンとよく間違われて小松さんはよくショックを受けていますが、何が違うのかというと、結構あるんですよ。

●見た目(当たり前ですが)

●蛇腹の伸びる長さ(バンドネオンの方が圧倒的に長い)

●バンドネオンには鍵盤がない。

●音色(CDをきいていただければその差は歴然です!)

とにかく、面白い楽器です。

あと、一番のポイントは
なんと、普通のピアノのようにドレミファソラシド順にボタンはならんでいないのです。
ですので、パソコンのキーの配列みたいなものでしょうか・・・。

しかも、同じボタンでも、蛇腹を押したときと引いたときでは、
まったく違う音が鳴るんです。

ハーモニカって、息を吸った時とはいた時では、違う音がなりますよね?
それと、発音の原理は同じなのです。

詳しくはこちらもご覧になってみてください。
http://www.ryotakomatsu.com/whats_bandoneon/

P.N.せんべい(小松亮太マネージャー)

「移動中には」2010/07/14 18:20

同じく今週1週間ブログを担当されているピアニストの松本さんは、
車がお好きなんですね。

私はといえば、桐朋学園大学に通っていた時には、
よく通学、演奏会場までの移動に車を使っていましたが、
今ではすっかりペーパードライバー(“ゴールド免許証!”)です。
車を運転していた時には、好きなCDをかけたり、
レッスン時に録音したテープを聴いたりしていました。
今は電車移動ですので、移動といえば、もっぱら“読書”か“寝る”です。
新幹線や飛行機の場合には、“食べる”、というのがプラスされます。
仙台→東京の新幹線内で食べるのは、牛タン弁当が多いです。
デザートには、くるみゆべし、萩の月、ずんだ餅等の宮城グルメ、そして
車内では、お土産に石巻産の乾燥海鞘(ほや)を何箱も大人買い、というのも旅の楽しみの一つです。

音楽仲間には、たまに枕が変わると眠れない、という繊細な方も
いらっしゃいますが、私はツアー先のホテルはもちろん、電車の中でも、
飛行機の中でもぐっすり、というタイプです。
一度成田からの飛行機で、離陸前に寝てしまい、気が付いたら
パリのシャルルドゴール空港に着陸していた、という事がありました、、、。

自分でもその熟睡ぶりにびっくり!!
なので、年中ツアーの多い仕事ですが、そのおかげで、睡眠不足で疲れがたまる、という事はありません。

ただ、時差調整にはいまだに苦労しているのですが、
最近、私と同じ様にパリ→成田を頻繁に行き来している
先輩ヴァイオリニストに、睡魔に襲われたら緑茶(粉末の)を飲むと良いよ、と教えて頂きました。試してみましたが、これはなかなか良い様です!

皆さんも何か良い方法をご存知でしたら、教えて下さい。どうぞよろしく。

ヴァイオリン 神谷未穂 http://yaplog.jp/miho1017/