最後に2010/07/18 10:05

さて、1週間にわたって書かせて頂きましたが、
楽しんでいただけましたでしょうか♪?
僕と言う人間を、そして音楽を、少しでも身近に感じて頂ければ幸いです。

これだけいろんなテーマを設定して文章にしてみても、
自分が感じていることや考えていることの1割くらいしか表現出来てないんじゃないか、
という気がしてきます。
これがまた不思議なもので、音楽家は音を出すとそれが全部いっぺんに外に出てきたりするんですよね。
雰囲気を見て音を聞けばだいたいその人の性格から生い立ちから今の環境まで分かるものです。
音は嘘をつかないですね。

せんくらではどんな音が出るかなぁ。
またそれまでにいろんな変化があって、その場でもいろんな感情があって、
必ずその時にしか出ない音が出る。
どんな演奏会になるのか、今から楽しみです♪

それでは、長い間読んでくださってありがとうございました。
是非仙台でお会いしましょう!!

松本和将(ピアノ)

7月18日2010/07/18 10:10

さて、あっという間に7日目の投稿日がやってまいりました。
全部読んでくだった皆さん、本当にありがとございました。

沢山のすばらしいアーティストが集う、このせんくらにお声をかけていただいたことを
心から感謝しています。
久しぶりの仙台で演奏できることを小松亮太氏もとても楽しみにしています。

このフェスティバルを通して、少しでもタンゴに、バンドネオンに、興味を持っていただければ
幸いです。
ありがとうございました!

P.N.せんべい(小松亮太マネージャー)

7月18日2010/07/18 12:54

昨日は生まれ故郷の広島のことを書きました。
僕は2006年に仙台フィルの指揮者になりました。もう早いもので5年目のシーズンを迎えました。「第二の故郷」と言ったら言い過ぎでしょうか。
ホテル住まいではありますが、生来の喰いしん坊なので、ひょっとしたら仙台の地元の人より美味しい店には詳しいかも知れません。
仙台は本当に美味しい食材に恵まれていると思います。
海の幸!
僕の友人たちは仙台の話をすると必ず「牛タン、美味しいんでしょ。」と来る。
僕はいつも半ばうんざりしながらこう答えます。
「もちろん美味しいけれど、それは広島の人に向かって『お好み焼き』や『もみじ饅頭』のことだけを話題にするのと一緒だよ。」
友人たちは、一様に納得してくれます。
広島だって瀬戸内の海の幸に恵まれ、県の東北に位置する西条では美味しいお酒が醸されているのです。
昨夜も訪れましたが、「流川(ながれかわ)」という一大歓楽街があり、美味しい食べ物やお酒や、もしかしたら美しい女性と一緒にお酒を飲むなんてことを求めて多くの人たちが集まっています。

あれっ!
仙台と広島、似てませんか。
内海と外海の違いこそあれ、海の幸に恵まれ、おまけに「牡蠣」が名産。
美味しい県内産の日本酒も数知れず。
かたや中国・四国地方の中心地、仙台は東北6県の中心、
プロの野球チームやサッカーチームもあり、そして
プロのオーケストラがある!
実はこれが言いたかった!
日本にプロのオーケストラはいくつあるかご存知ですか。
30を少し超えるくらいです。
これを多いと取るか少ないと取るかは議論の分かれるところではありますが、
首都圏に13のオーケストラがあることを考えると、地方都市でオーケストラ活動を支えている街はそう多くないということなのです。
ここまでは共通点ですが、仙台にあって広島にないもの。
もうお分かりですね。

せんくら
です。
100を超えるコンサートをリーズナブルな値段で楽しめ、1日にいくつも「はしご」することが可能。
仙台フィルも毎年出演しています。
今年はショパン・イヤー。仙台が世界に誇る『国際コンクール』の覇者たちによるショパンのコンチェルト、地元宮城県出身のソリストによるコンチェルト、そして僕と仙台フィルが集中して取り組んでいる『ドイツロマン派』の名曲選、もちろん恒例の「第九」も素敵なソリストと、仙台市民の有志からなる合唱団の演奏を存分にお楽しみください。

さあ、今日は広島交響楽団の2日目のリハーサル、明日の本番に向けてテンションを上げていきたいと思います。
行ってきます!


山下一史(指揮)