子どもたちからパワーをもらう。2010/08/26 11:30

(保育所にて。演奏終了後、園児達がワインをプレゼントしてくれました)
8月17日。
この日は午前中に親子コンサート。
ちびっこ参加コーナーはハンドベルで。
音楽の基本の音はドレミファソラシ。それにシャープやフラットを付けると音が変わるけど基本の7つの音を並べるとただの音階。だけど順番を変えるだけで無限もの曲が出来る・・・ということを少しでも実感してもらえたら、と考えてみました。
子供たちは想像以上に上手で一回も滞ることなく完走・・・・ならぬ完奏。
小さな感動でした。
午後は保育所へ。暑いのにとっても元気で明るい可愛らしい子供たちが「愛ちゃ~~ん」
と温かく迎え入れてくれました。
体力的にハードな日々が続いたけど、エネルギッシュなパワーをいっぱい頂いちゃいました。

ベートーヴェンの話2010/08/26 14:47

ウィーンにて、ベートーヴェンの墓
イリーナ・メジューエワのマネージャー井上です。本日はブログ4日目。シューマン・ショパンの話に引き続き、本日はいよいよベートーヴェンです。
井上:イリーナ、今年はベートーヴェンも演奏するのですよね?ベートーヴェンは、実はイリーナにとって、また特別な想いがあるのでは、と思っていますが・・・?

イリーナ:2010年はショパン&シューマン生誕200年ですが、ベートーヴェン・イヤーでもあります。生誕240年、すなわち4回目の還暦です。
私にとってベートーヴェンというのはまさに「楽聖」のイメージそのもの。近寄りがたい偉大さを持った人だったと思います。(ごく一部の親しいお気に入りの女性には茶目っ気たっぷりでサービス精神も豊かだっただろうとも思いますが)。
2007年から二年半をかけてベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏と録音に取り組みました。今年の5月には四国(愛媛県松山市)で全曲演奏のシリーズ演奏会(全8回)をスタートさせました。これも二年半がかりの大企画です。
ベートーヴェンのソナタ全曲演奏というのは、喩えていえば32の高い山に登るような感じです。それぞれの山は、高さも違えば景色も違うのですが、とても奥行きが深くて、面白い、やりがいのある大仕事です。
将来また全曲踏破したいと願っています。トライするたびに見えてくるものも変わってくるだろうと思いますが、その変化も楽しみたいですね。
 
 4回目の還暦というベートーヴェン・イヤーには、そのような数え方があるのかと唸ってしまいましたが・・・皆様、入魂のベートーヴェン、是非お聴き逃がしなく!
公演No.80 10/3(日)16:35~17:20 青年文化センター 交流ホール 
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番「テンペスト」、ピアノ・ソナタ 第26番 「告別」

イリーナ メジューエワ http://www.jesc-music.org/artist/artist_04.html