9月3日2010/09/03 15:20

出雲では、毎年「出雲の春音楽祭」として様々な催し物が企画され、多くのコンサートが行われます。また約3年という時間をかけてオペラの公演を行っています。前回はビゼーの「カルメン」で、この時にはミカエラの役で出演させていただきました。そして今年の7月4日に行われた「椿姫」では、ヴィオレッタの約を歌わせていただきました。
ヴィオレッタは全3幕のこのオペラのほとんどで舞台に出ています。2幕第1場の後半と第2場の前半は舞台から離れますが、その間も含め幕ごとに着替えましたので、結構バタバタと走り回っていました。
出雲の「椿姫」の舞台上は、溢れる熱気に包まれていました。そして客席も一体となって、このオペラに酔いしれていた感じです。あっと言う間の2時間でした。公演までの2カ月、毎週末出雲に通っていましたので、公演後の週末の何とさびしいこと!なかなか「椿姫」の興奮から日常に帰ってこられませんでした。今回はその出雲での感動も合わせて、今の私の心を込めたいと思います。

菅 英三子

自然から借りて、自然にかえす2010/09/03 18:36

竹内将也です。
 先日、東北電力「コンサート&トークCafe」という催し物が仙台と塩釜で開催され、出演いたしました。

 東嶋和子氏(ジャーナリスト)が世界各国のエネルギー供給事情を写真解説付きでわかりやすく紹介、お話の合間に、岡村映武(ヴァイオリン)、芦澤暁男(フルート)、竹内(マリンバ)の仙台フィル3名が音楽を演奏するというもので、来場者の皆様はコーヒーと菓子を口に入れながらお話と音楽を楽しむことができ
ます。

 東北電力はこのような催し物の他にも、多くのイヴェントを主催・支援されています。仙台フィルが演奏に参画するものも多く、東北と新潟県を巡回するコンサートや小中学生対象の音楽鑑賞教室、本社1階で行われるグリーンプラザふれあいコンサートにも仙台フィルやそのメンバーによるアンサンブルが出演しています。

 そもそも、エネルギーというものは目に見ることが出来ません。何をもってエネルギーというのでしょうか。

 電力の場合は、水力・風力・火力・原子力といった発電施設で電気エネルギーを発生させますが、それらは全てもともとは自然の力を利用したものです。

 私たち人間も、自然から与えられたものを食物として食べ、活動するエネルギーを得ます。

 そう、全ては自然から借りてきたもの。それらをエネルギーとして利用させてもらっている訳です。

 私は音楽も同じ発想ではないかと思っています。大自然から得たエネルギーで奏でるのです。ですから歌は自然の息吹であるといえます。

 自然から借りたものを自然に還す。それも、自然より美しい姿で。そもそも大自然自体が美しいところに、人間はそれ以上の美しさを求めていく、という課題を与えられているのではないでしょうか。

                       竹内将也

昨日の空が2010/09/03 19:55

昨日の空が、うんうん、雲がとてもきれいでパチッ!!!

本当は360度の様子をお見せしたかったけれど、それは叶わなかった。。。
沖縄出身の女の子が話していたの、いつも思い出します。
『東京は空が見えない・・・、空が小さいから。』 ええ、良くわかります。
お月様だって、いつ満月なのか、欠けていっているのか、何なのか、お星様も、きれいな光を見つけて、じっと見上げるなんてこと、なかなかできません。小さい頃、一番星を見つけては、よく叫んでいたのに。『あれは水星だよぉぉ』って。

天の川は、いつも私たちの見上げる空にあるのですよ。。。
流れ星もいつもたくさん、ながれてる。
ただ、私たちの住んでいる環境のせいで見えにくくなっているだけ。ざんねんね・・・。

姪っ子に、「わたしね、飛行機で時々雲の中を進んでいくのよ。曇ってね、 ああして固まっているように見えるけれど、 浮かんでいる水滴なの。ほらっ、しばらくじっと見ていると、形が変わるでしょ? 風でその水滴が動くから。いつか雲の中を一緒に走ろうねっ!!」。

今でも忘れません。ポカァァァ・・・っと口をあけて、じっとじっと雲を眺め続けていた、あの、かっわいいお顔。いったいなにを想像していたのかなぁ。

坂本朱(メゾ・ソプラノ)