自然から借りて、自然にかえす2010/09/03 18:36

竹内将也です。
 先日、東北電力「コンサート&トークCafe」という催し物が仙台と塩釜で開催され、出演いたしました。

 東嶋和子氏(ジャーナリスト)が世界各国のエネルギー供給事情を写真解説付きでわかりやすく紹介、お話の合間に、岡村映武(ヴァイオリン)、芦澤暁男(フルート)、竹内(マリンバ)の仙台フィル3名が音楽を演奏するというもので、来場者の皆様はコーヒーと菓子を口に入れながらお話と音楽を楽しむことができ
ます。

 東北電力はこのような催し物の他にも、多くのイヴェントを主催・支援されています。仙台フィルが演奏に参画するものも多く、東北と新潟県を巡回するコンサートや小中学生対象の音楽鑑賞教室、本社1階で行われるグリーンプラザふれあいコンサートにも仙台フィルやそのメンバーによるアンサンブルが出演しています。

 そもそも、エネルギーというものは目に見ることが出来ません。何をもってエネルギーというのでしょうか。

 電力の場合は、水力・風力・火力・原子力といった発電施設で電気エネルギーを発生させますが、それらは全てもともとは自然の力を利用したものです。

 私たち人間も、自然から与えられたものを食物として食べ、活動するエネルギーを得ます。

 そう、全ては自然から借りてきたもの。それらをエネルギーとして利用させてもらっている訳です。

 私は音楽も同じ発想ではないかと思っています。大自然から得たエネルギーで奏でるのです。ですから歌は自然の息吹であるといえます。

 自然から借りたものを自然に還す。それも、自然より美しい姿で。そもそも大自然自体が美しいところに、人間はそれ以上の美しさを求めていく、という課題を与えられているのではないでしょうか。

                       竹内将也

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