9月5日2010/09/05 15:22

今年の夏は暑かったですね。8月は私も少々のんびりできたのですが、ただでさえフニャフニャの頭の中がさらに溶けてしまい、何もしないうちに時間だけがあっという間に過ぎて行ってしまいました。9月に入り、朝晩はいくらか過ごしやすくなりましたが、まだまだ日中は厳しいですね。どうぞ皆様も暑さ疲れにお気をつけくださいませ。
今年の後半は「せんくら」で始まる感じですが、その後、東京と京都でリサイタルを行います。今年は、これまで長年に亘って伴奏をしていただきましたドイツ人ピアニストのライナー・ホフマン氏の最後の日本でのコンサート・ツアーになります。まだまだお元気でいらっしゃるのですが、海外での演奏は今年で区切りをつけられることになってしまいました。
今年の二夜がホフマン氏とご一緒に音楽を創ることのできます最後のステージとなります。リサイタルのプログラムは、これまで歌いました曲の中から、ぜひもう一度歌いたいもので組みました。限りあるこの二夜に、思いを込めたいと願っております。


菅 英三子

身体に聴く。2010/09/05 18:40

 竹内将也です。
 私は3年前から、毎朝身体のストレッチを行うことにしていますが、ここ数ヶ月は特に足、下半身のストレッチと動きを重点的に行っています。

 足首を回しながら脚全体を回転させる動き
 足首を内回りに回しながら甲側をつま先まで伸ばして行き、外側になったら足の裏側がのびてきてかかとが折れます。それを繰り返す。→上半身もともなって「胸を反る動き」と「背中が伸びる動き」を交互に繰り返すことにつながります。

 床の上にすわり開脚して、膝の裏も伸ばし、かかとから股関節まで脚の最下部全てが床に接地するようにします。最初は膝が浮いてしまってできませんでしたが、続けていたらまもなく伸びるようになりました。そのうえで上半身を前に倒す。足首を回してみたり、股関節を前後・左右にのばす。

 上記の他には、立った状態から前屈。とにかく身体の裏側を伸ばします。足裏の指先、ふくらはぎ、もも、尻、腰、背中、首、そして頭まで、各部全ての裏部分を伸ばす。
 立った時に足指の先まで意識が通いやすくなりました。ヒップアップになり仙骨が起き、背骨がS字になりあごが自然に引き、身体の重さが真下にストンと落ちる感じが味わえます。筋を伸ばすことで骨格の動きがはっきりしてくるのです。

 私が今体の裏部分の伸びにこだわるのは、今まで表部分の伸びばかりを氣にしてきたきらいがあったからです。上記最初の足首・脚の回転運動をやってみるとわかるのですが、足のつま先から甲側を伸ばしたときは身体の前側が伸び、その反対に足の裏側を伸ばす(かかとを折る)ときは、身体の後ろ側がのびます。馴れてくると腰を中心とした身体のゆらぎになると思います。
 身体のどちら側ものびのびしていることが大切なようです。

 私は子供の頃から長い間電子オルガンを猫背でやってしまい、腰痛、肩こり、外反母趾、反対咬合といったように、骨格をゆがめてしまっていました。

 今こうして身体の動きを感覚として捉えようとすること自体に喜びを感じます。
パーカッションを始めたことで素晴らしい師匠に巡り会い氣づきを得、健康体を目指すことが始まりました。
 長年の癖や骨格のゆがみを治すのは簡単ではありませんが、在るべき様を目指すこと自体に意義を感じ、よりよい演奏、そして生活に良い影響が出てくることを期待しています。身体にすっきり感が出てくると、不思議なことにイメージの世界が広がっていくのが面白いのです!

                   竹内将也

舞台で2010/09/05 19:58

舞台で、お客様の前で演奏する、これが私たちの通常の姿ですが、いまや、CD、DVDに演奏や映像をおさめて、広くそして自由に楽しんでいただくように、ご提供することも、とても大切なことですね。

ギタリストの福田進一さん。一生懸命、楽譜とにらめっこ。音を聴きながら厳しくチェックをしてくださっています。(写真がね・・・なくなった・・・)
私が撮影していましたので、私は見えませんが、もちろんご一緒しておりました。
これは、武満徹氏の声楽作品、全21曲を録音した曲の編集のために、二日間スタジオに。


10/7発売のCD 『Liberte' ----- 自由』
福田さんのギターと私の歌、それぞれの曲のアレンジは福田さん、三枝成彰さん、渡辺香津美さん、野平一郎、多美ご夫妻、鈴木大介さん、など総勢11名の作曲家の方たちにご協力いただきました。とってもすごいですよ、皆様のそれぞれのパワーの集結!!!
『まあるく、フワフワッ~っと世界が拡がる、気持ちのよい、風のような音と言葉の空間』  の
出来上がり~!!!

ほんとうに・・・。

福田さんとのプログラムは、もちろん『せんくら』に登場いたしますのでね。。
お楽しみに!!! 

坂本朱(メゾ・ソプラノ)