結成7年?セレーノ2010/09/23 20:39

皆さまこんにちは。今日、明日のブログを担当します、チェロの原田哲男です。今年
は仙台フィル5公演とセレーノ弦楽四重奏団に出演させていただきます。

セレーノ弦楽四重奏団は2003年頃、仙台フィル前コンサートマスター西江氏を中
心に結成されました。が、もともとは本格的なカルテットやろうといった自主的な理
由でなく、「弦楽器群のメンバーが室内楽を弾く経験を多く積んでオーケストラ全体
のアンサンブルに活かして欲しい」という当時の音楽監督、演奏事業部長から積極的
に勧められてのスタートでした。
「オーケストラを音楽的にどのように発展させて行くか」という確かな考えを持って
実践していたお二人から、我々はカルテットとしての講習会への参加や東京、札幌と
いった仙台以外の土地での公演やオーディションへの機会を作っていただくなど多大
なるサポートを受けました。我々グループが未だにこうして仙台のお客様に演奏を披
露出来るのもそのお二人の助けがあったからこそと改めて感謝しております。

スタート時、若手奏者だった4人も今やオーケストラでは中堅になりました(西江氏
は今まだ若手か?彼は永遠の若手のように思える)。
今年40歳を向かえた私ですが、誕生日の翌日に自転車で転倒、鎖骨を折って3ヶ月
療養というアクシデントに見舞われ、これで厄が落ちた!かえってこれからの演奏活
動に迷いなく取り組んでいけるとあらたなスタートをきったつもりです。
ちなみに数歳上の佐々木氏は・・・前厄に入った数日後、新幹線車内に衣装ケースを
忘れて本番前に終着駅まで取りに行くという、私から見たら極々軽い刑で「厄年だか
ら」と落ち込んでました。

さて、今ではせんくらでしか演奏機会のない我がカルテットですが、その4人が集ま
ると未だに若手奏者の気分で!そしてリハーサル中にも飛び出す前音楽監督、前演奏
事業部長の物まねなど楽しい事は尽きません。
更に今回は、第1回仙台国際コンクール優勝者のアンダローロ氏との共演が実現します。これまでに仙台フィルと仙台市から与えて頂いた出会いを今回のステージでも充分に活かすことが出来るという思いです。

原田哲男