祝250回定期2010/09/24 08:33

せんくら3日間で5ステージ、とタイトスケジュールの仙台フィルは来月10月23、24日に節目となる第250回定期公演を迎えます。私が入団した10年前は150回定期あたりでしたが、この10年で一つの作品を何度も取り上げたり、新しいレパートリーに挑戦してきた事により仙台フィルは確実に前進していると感じます。一方、私が数年前に留学していたライプチヒのゲヴァントハウス管弦楽団が発行する分厚い年間冊子には、230回目の「シーズン」! と書かれていましたから、あちらの歴史や伝統と我々とでは比較にもなりません。
回数ではもはや追い越すことは出来ませんが、歴史ある国の先輩格のオーケストラから学び続けることで音楽の本質を、より高いレヴェルで表現出来るようにはなると信じています。その為にはその楽団なりのペースで時間をかけて数を積み重ねることが何より必要です。生の演奏に触れる事を「それでしか得られない掛け替えのない体験」と市民の皆さまに感じて戴けるよう時間をかけて取り組む仙台フィルを、今後ともどうぞ応援して下さい。
尚、この250回定期公演を記念して10月24日には午前から仙台市青年文化センターにおいて文部科学副大臣、仙台市長、アイリスオーヤマ社長らを迎えてのシンポジウム「進化する楽都 オーケストラ成長のために私たちにできること」が開催されます。せんくらで仙台フィルの演奏を聴いて、応援しよう!と思って頂けたとしたら、こちらへも是非ご参加下さい。
それでは皆さま、せんくら会場で!
原田哲男

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