舞台で2010/09/05 19:58

舞台で、お客様の前で演奏する、これが私たちの通常の姿ですが、いまや、CD、DVDに演奏や映像をおさめて、広くそして自由に楽しんでいただくように、ご提供することも、とても大切なことですね。

ギタリストの福田進一さん。一生懸命、楽譜とにらめっこ。音を聴きながら厳しくチェックをしてくださっています。(写真がね・・・なくなった・・・)
私が撮影していましたので、私は見えませんが、もちろんご一緒しておりました。
これは、武満徹氏の声楽作品、全21曲を録音した曲の編集のために、二日間スタジオに。


10/7発売のCD 『Liberte' ----- 自由』
福田さんのギターと私の歌、それぞれの曲のアレンジは福田さん、三枝成彰さん、渡辺香津美さん、野平一郎、多美ご夫妻、鈴木大介さん、など総勢11名の作曲家の方たちにご協力いただきました。とってもすごいですよ、皆様のそれぞれのパワーの集結!!!
『まあるく、フワフワッ~っと世界が拡がる、気持ちのよい、風のような音と言葉の空間』  の
出来上がり~!!!

ほんとうに・・・。

福田さんとのプログラムは、もちろん『せんくら』に登場いたしますのでね。。
お楽しみに!!! 

坂本朱(メゾ・ソプラノ)

私の体が2010/09/04 19:57

私の身体が、パイプオルガンのパイプだつたらなぁ~・・・。

えっ・・??? 何言ってるの、どういう意味???

パイプオルガンは、パイプに下から空気が通って、リコーダーの喉仏のように、パイプの中間あたりに「唇」があります。色々な音色はその形の違い、そしてパイプの長さで音の高低が創られます。だから、パイプのように、スーーっと息がとおる、身長は変えられないとして、くじけない身体がほしいわけ。。。

イタリアの住まいには、オルガンがあります。主人はパイプオルガン奏者。
今回はオルガン製作者、兄弟でパイプを新しくして、配置をきめて取り付けてくださいました。今となっては、コンピューターでサイズを測って、パイプの大小にあわせて均等に配置するように計算されます。これは自宅用ですが、教会にある素晴らしい楽器などには、日本の組み木のように、釘など一切使わない工夫などがされています。
すべて、自然な音造りのために。本物の良い音造りのため。

昨日の空が2010/09/03 19:55

昨日の空が、うんうん、雲がとてもきれいでパチッ!!!

本当は360度の様子をお見せしたかったけれど、それは叶わなかった。。。
沖縄出身の女の子が話していたの、いつも思い出します。
『東京は空が見えない・・・、空が小さいから。』 ええ、良くわかります。
お月様だって、いつ満月なのか、欠けていっているのか、何なのか、お星様も、きれいな光を見つけて、じっと見上げるなんてこと、なかなかできません。小さい頃、一番星を見つけては、よく叫んでいたのに。『あれは水星だよぉぉ』って。

天の川は、いつも私たちの見上げる空にあるのですよ。。。
流れ星もいつもたくさん、ながれてる。
ただ、私たちの住んでいる環境のせいで見えにくくなっているだけ。ざんねんね・・・。

姪っ子に、「わたしね、飛行機で時々雲の中を進んでいくのよ。曇ってね、 ああして固まっているように見えるけれど、 浮かんでいる水滴なの。ほらっ、しばらくじっと見ていると、形が変わるでしょ? 風でその水滴が動くから。いつか雲の中を一緒に走ろうねっ!!」。

今でも忘れません。ポカァァァ・・・っと口をあけて、じっとじっと雲を眺め続けていた、あの、かっわいいお顔。いったいなにを想像していたのかなぁ。

坂本朱(メゾ・ソプラノ)

バースディパーティー2010/09/02 19:53

Happy Birthday to you・・・・!!!
バースディパーティー、日本ですと親切な友人たちや、お母さん、お父さんがお誕生日会をしてくれますね。
イタリアへきて初めて知ったこと。それは、
お誕生日を迎えた人が、お祝いのパーティーを催すのです。大きなケーキも自分で用意して、招待した人たちにきてもらって、楽しいひと時を過ごすのです。
招待された人たちは、シャンパンやワインを持ち寄ってきてくれるし、プレゼントも持ってきてくれる。フフフ・・・これは同じようにお楽しみ・・・ご心配なく。

『今日は私が生まれた日なの!! 素晴らしい日なのよ、一緒にお祝いしてほしいの!!』って。
なんか、積極的ですてきですよね。

人と人のつながりって、テーブルを囲んで、生まれてくるのですね。
ワクワクしながらおしゃべり、美味しいものを一緒に笑顔でいただきながら。
そう思いませんか??
なので、私はテーブルセッティングを楽しみながら、そう!!、ろうそくの灯りをともしてののお食事、大好きです。

この日は主人とお母さんと、三人だけのお食事。ラザニアとかたくさん作りました。・・・え、奥様だけ働きました。現実はこんなものね。お誕生日は本人とそしてこの世に送り出してくれた、お母さんのお祝い。

つれてってぇぇぇぇーーーーー!!! そう、あなた・・・!!!
ん?? お誕生日過ぎちゃったの??

日本での二ヶ月ほどの滞在のあと2010/09/01 19:46

日本での二ヶ月ほどの滞在のあと、イタリアの家へ戻ってきました。
日本も暑かったけれど、こちらも、なんじゃ!???この暑さはぁぁぁ!!!というかんじ。
ヨーロッパには珍しく、とても湿気が高い、だからとても暑く感じたのです。

こちらは、まだエアコンの普及はあまりありません。太陽の下はもちろん暑くても、 少し日陰へ入れば、さわやかに風が吹いてきて、涼しいのです。

早速、山へ避暑。。。
コンクリートに囲まれた生活、ついでにプラスティックにも囲まれた生活。
新国立劇場での稽古の日々は大変でも楽しく有意義な時間。ただ、私たちは常に地下にもぐりこんで、稽古。こんな都心の生活から山々を見上げて、見下ろして、緑の空の下、車を走らせてのドライブは最高!!! もう元気になっちゃう!!!

途中の山道、筋肉隆々の、プロの自転車の選手と遭遇。
私たちが湧き水の流れる蛇口のところで一休みしていたら、彼も喉を潤しにやつてきた。
美味しいお水で身体を潤しながら、彼のかっこいい自転車の話に。
およそ、90万円の自転車ですって!!!!
ッッホォォォォーー。。。。すごい。。。

たくさんの教会から、谷と谷に響きわたる鐘の音に癒されて、山々の木々、根っこがたくさんあって、気持ちよいなぁ、と自然を満喫してきました。