冷や汗!!2010/08/14 10:43

コンサートがあるところにはハプニングあり!
というわけで、今回はコンサート裏話をお届けしたいと思います。

私はおっちょこちょいで細かなけがが多いのですが(料理中のやけど、転ぶ、どこかにぶつかる、などなど・・・・)、本番直前に小事件が起こってしまうこともあります。意外なところに落とし穴!!と思ったのが、使い捨てコンタクトの入れ物の角で指を切ってしまった時。幸い軽く済んだので本番に支障はありませんでしたが、相当動揺しました。
それ以外に本番直前で一番焦った大ハプニングがあります。
それは韓国の音楽祭でのこと。そもそも、この音楽祭自体がびっくりすることの連続で、本来はリサイタルとコンチェルト一曲を弾くというものだったのが、ホール前広場(野外)でのテレビ生放送に出ることを現地で知らされたり、コンチェルトの演奏がドラマ“春のワルツ”で使われます、と突然言われたり。
その野外テレビ収録の時です。出番が近づき、ドレスに着替えていたころ、
“あれ、後ろのジッパーがうまく上がらない・・・・”
焦ってぎりぎりとやっているうちに・・・・
!?!?えーーーっ!!ジッパーが壊れた!!!!
かみ合わせが外れてしまったんです!背中がパックリ開いた状態・・・出番まではあと20分。もう一着のドレスはホテルに置きっぱなしだし、取りに行く時間はありません。なんせテレビなので普段着で出るわけにもいかない・・・
私もスタッフも青くなっているところへ、誰かがどこで見つけてきたのか、一人の白人のおばあさんを連れてきました。
なんと、ロシアのバレエ団がその日ホールで公演をすることになっていて、バレエ団専属のお針子のおばあさんがたまたまホールにいたんです。
大急ぎで私の背中のジッパーを左右からぎっちりと縫い合わせてくれました。
なんとか間に合って会場まで走って、息を整えるのも束の間で本番。今でもどんな演奏をしてなにをしゃべったのか、覚えていません・・・・(笑)
あのパニックは二度と味わいたくないので、今では針と糸のセットも持参することにしています。

でも、終わってみればそれも楽しい笑い話。コンサート自体よりもこういうエピソードのほうが心に残ってしまったりします。
そして、たくさんの方々にピンチを救ってもらい、支えていただきながらコンサートが成り立っているのだなあと実感します。せんくらでもたくさんの方々にお世話になります。この場をお借りして、どうぞよろしくお願いします!

*写真は、縫い合わせてもらったドレスで本番にスタンバイした時のもの。
 
高橋礼恵

8/142010/08/14 17:53

最後はなんと、ウィーンからです!今、ウィーンの近くの「クロスターノイブルグ」という小さな町でセミナーをやっています。

今日はウィーンまで遠足にやって来ましたw(^o^)w
隣の町とはいえ、電車に乗ってしまえば30分もかからないでウィーンの中心地まで到着。「なんたって最初はシュテファン寺院だろう!」ということで、早速向かいました。
夏休みということもあるのでしょうが、馬車が多いことにびっくり。あちこちから馬のひづめの音が響いてきます。なんかいいですねぇ、馬のひづめの音って…。

あ~!馬車だ~\(^O^)/
後ろからくる車は、おとなしく馬車の後ろをついていくほか仕方がありません…