ベートーヴェンの話2010/08/26 14:47

ウィーンにて、ベートーヴェンの墓
イリーナ・メジューエワのマネージャー井上です。本日はブログ4日目。シューマン・ショパンの話に引き続き、本日はいよいよベートーヴェンです。
井上:イリーナ、今年はベートーヴェンも演奏するのですよね?ベートーヴェンは、実はイリーナにとって、また特別な想いがあるのでは、と思っていますが・・・?

イリーナ:2010年はショパン&シューマン生誕200年ですが、ベートーヴェン・イヤーでもあります。生誕240年、すなわち4回目の還暦です。
私にとってベートーヴェンというのはまさに「楽聖」のイメージそのもの。近寄りがたい偉大さを持った人だったと思います。(ごく一部の親しいお気に入りの女性には茶目っ気たっぷりでサービス精神も豊かだっただろうとも思いますが)。
2007年から二年半をかけてベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏と録音に取り組みました。今年の5月には四国(愛媛県松山市)で全曲演奏のシリーズ演奏会(全8回)をスタートさせました。これも二年半がかりの大企画です。
ベートーヴェンのソナタ全曲演奏というのは、喩えていえば32の高い山に登るような感じです。それぞれの山は、高さも違えば景色も違うのですが、とても奥行きが深くて、面白い、やりがいのある大仕事です。
将来また全曲踏破したいと願っています。トライするたびに見えてくるものも変わってくるだろうと思いますが、その変化も楽しみたいですね。
 
 4回目の還暦というベートーヴェン・イヤーには、そのような数え方があるのかと唸ってしまいましたが・・・皆様、入魂のベートーヴェン、是非お聴き逃がしなく!
公演No.80 10/3(日)16:35~17:20 青年文化センター 交流ホール 
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番「テンペスト」、ピアノ・ソナタ 第26番 「告別」

イリーナ メジューエワ http://www.jesc-music.org/artist/artist_04.html

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